高齢者の「運転免許証の更新」が変更となります。
2022年6月までに実施予定の内容はこちら!
図1
(※JAFMate 2021年7月号から抜粋)
大きな変更点は、図1の通り「75歳以上」の手続き。
過去3年間、信号無視や速度超過など11の違反行為(下記に記載)が一度でもあると、新設された運転技能検査(実技)を受ける必要がある。
更新期限の6か月前から繰り返し受検することができる。
不合格の場合は運転免許証を更新することはできない。
合格すれば、違反歴なしの人と同じように「新認知症検査」を受ける。
検査で認知症のおそれがなければ、70〜74歳の高齢者と同じように高齢者講習を受ける。
認知症のおそれがある場合、医師の診断が必要になる。
運転技能検査に合格していれば、高齢者講習の実車指導は免除となる。
【対象となる11の違反行為】
① 信号無視
② 通行区分違反
③ 通行帯違反等
④ 速度超過
⑤ 横断等禁止違反
⑥ 踏み切り不停止等・遮断踏切立入り
⑦ 交差点右左折方法違反等
⑧ 交差点安全進行義務違反等
⑨ 横断歩行者等妨害等
⑩ 安全運転義務違反
⑪ 携帯電話使用等
【運転技能検査の内容】
運転技能検査は、自動車教習所などのコースを走行して実施する。
助手席に乗った検査員がチェックし、指示した速度で走行できるか、一時停止場所で線を越えずに停止できるかなど、100点満点のうち70点以上で合格。
【認知症検査の変更】
医師の診断書を提出した人は、認知症検査が免除となる。
従来の「時計描画テスト」は廃止となり、タブレット端末にて判断される。
(※JAFMate 2021年7月号を参照)